竜田揚げとは?その由来と美味しさを紐解く
今回ご紹介するのは、
百人一首と竜田揚げ
竜田揚げとは、食材を醤油、酒、みりんなどで
漬け込んで下味をつけ、
片栗粉や葛粉をまぶして揚げた料理です。
一般的には、「竜田揚げは鶏肉で作られたもの」と
認識されることが多いですが、
実は、魚やキノコ、野菜などでも
同じ方法で作られていれば「竜田揚げ」と
呼ばれます。
竜田揚げの由来は、醤油で味付けをし、
油で揚げることで赤色に染まった食材と
衣の部分的にある白色が、
モミジを連想させることから、という説が
あります。
「ちはやぶる 神代もきかず
竜田川からくれなゐに水くくるとは」
現代語訳すると
「神々の時代にさえ聞いたことが無い、
こんな風に竜田川一面に
紅葉が散り散りに浮いて、
流れる水を真紅に絞り染めしているなどと
いうことは。」
紅葉の時期の竜田川の、美しく風情がある様子を
古都の時代から人々は愛していたことが窺がえます。
この季節には様々な食材で
紅葉を感じることができる
竜田揚げを楽しんでみてはいかがでしょうか。