THCとは
テトラヒドロカンナビノール(THC)
ほとんどの人は、大麻草に含まれる
カンナビノイドのうち、「ハイ」になる
ことで知られるテトラヒドロカンナビノール
しか知らないかもしれません。
イメージが今なお消えない様子が見られます。
THCについて行われた研究のうち、初期のものは
このネガティブなイメージが動機となった
ものでした。
THCがもつ治療効果
炎症やアレルギー反応を緩和し、抗がん剤に
伴う吐き気や神経痛を防ぎ、エイズ患者の
食欲を増進させることで知られています。
こうした重篤な疾患の症状を軽減する為には、
高用量のTHCを必要とする場合があります。
THCの体内での働き
カンナビノイドに特化した受容体(CB1受容体・
CB2受容体)と結合します。中でもCB1受容体、
とりわけ脳にあるCB1受容体とは、CB2受容体
よりもはるかに高い親和性を持っています。
THCは、人間の脳で生み出される、睡眠、
食欲、疼痛知覚、を調節する神経伝達物質である
アナンダミドを模倣する形で働きます。
また、末梢神経、末梢器官、免疫系にある
CB2受容体とも結合し、抗炎症作用を
発揮します。