医療大麻合法化
医療大麻に対する世論の支持
「法案215」またの名を「人道的使用法案」が
成立し、医療目的の大麻使用が許される
ことになりました。
ワシントン州が、
大麻の「人道的使用法案」を成立させました。
2019年9月現在、33州に医療大麻制度が存在します。
には、興味深い矛盾がみられます。
スケジュールⅠの薬物に指定されている大麻には
「現在の合衆国で一般的に認可された医学的用途
がない」とされています。
しかし政府機関である国立衛生研究所(NIH)は
大麻の医療使用の特許を持っているのです。
2003年に取得された特許第6630507号は、
大麻が持つ薬効のうちの重要なものをあげ、
さらに具体的に、CBDには強力な抗酸化作用と
神経保護作用があり、人間が摂取しても安全
だとしています。
特許第6630507号(特許507)
要約
「カンナビノイドには、たとえば
脳卒中や外傷などの虚血性障害(血液供給障害)、
神経障害を抑える神経保護物質としての注目
すべき有用性がある。
とりわけ、カンナビジオールのように向精神作用
のないカンナビノイドは、向精神作用がある
カンナビノイドを高用量摂取した場合に現れる
毒性を回避できるので利用に向いている」
特許第6630507号(特許507)は、
物質として働く抗酸化化合物、抗酸化組成物」
として、また心血管疾患・神経血管疾患
および神経変性疾患を原因とする症状の
予防のために使用する目的で取得された特許で、
医療使用が想定されているのは
次のようなフリーラジカルに関連した
疾患です。
・組織低酸素障害、虚血再かん流障害、
心筋虚血、心筋梗塞
・炎症性疾患、全身性エリテマトーデス
・脳血管障害、脊髄損傷
・ダウン症
・自己免疫疾患
(リウマチ性関節炎、糖尿病)
・胃潰瘍
・酸素中毒
・新生組織形成または望ましくない
細胞アポトーシス
・放射線障害
この特許には、中枢神経系疾患、なかでも
自己免疫性神経変性疾患に対しては、
カンナビノイドが持つ抗酸化作用が効果を発揮
する可能性があると書かれています。
スケジュールⅠでは
「一般的に認可された医学的用途がない」と
されいるが、かなりの矛盾と違和感がある。
大麻の治療効果を否定する動きは、科学的知見
によるものではなく政治的な利権であることは
明らかです。
フリーラジカルとは
簡単に言うと、
体の酸化、酸化によるストレス